知識

【品種の特徴早見表つき】これでワインが選びやすくなります

ワインの選び方がわからないという方にはまず品種を覚えましょうという話をしました

なぜかというと
品種の特徴=ワインの味
だからです

この記事ではスーパーで売っている物やデパートで手に入りそうなワインの品種の解説をしていきます。
(以後の記事で各品種のもっと詳しい説明を行っていきます)

早見表に加えて、ひとつずつポイントを抑えて解説しています。

「今日ワイン飲みたいけどどの品種のワインを飲んでよいか分からない」という方も、この記事を見ていただければ、今日の気分でワインを選べるようになると思います。

本記事の内容

 

品種別の味わい早見表

まずはスーパーマーケットやデパートで売っている品種を味わい別一覧にしました。ワイン売り場で何買おうか迷ってしまった時にご参考下さい。




赤ワイン品種別早見表

それぞれの詳しい解説はページ下部へ続きます
さきにご覧になりたい方は下記それぞれの品種をタッチしてください。

カベルネ・ソーヴィニョンピノ・ノワール
シラーメルローガメイサンジョヴェーゼ
ネッビオーロテンプラニーリョジンファンデル

白ワイン早見表

白ワインの解説をご覧になりたい方は下記それぞれの品種をタッチしてください。

シャルドネソーヴィニョン・ブラン
リースリングセミヨン
ゲヴェルツトラミネールピノグリ甲州

これだけでは香りの印象や味の詳細が分からないので各品種を少し深堀してお話ししていきます。

 

主要赤ワインの品種の解説

カベルネ・ソーヴィニョン

カベルネ・ソーヴィニョンは世界中で作られている人気ナンバーワン赤ワインブドウ品種です。

カベルネ味わい
ワインの色合いは濃い赤紫色。

味わいはきめ細かい渋味に富み、重厚かつ雄大です。
香りはブルーベリーやブラックベリー、カシスといった果実の香りがよく感じられるほか、ハーブやミントの青っぽい香りが表われることもしばしば。
簡単に言うとどっしりしていて渋味を感じる「ザ・赤ワイン」の味わいです

ピノ・ノワール

世界最高額の赤ワインロマネコンティを造るのはこのピノ・ノワールです

ピノノアール味

ワインの色合いは明るいルビー色となるのが一般的です。

香りは魅惑的なまでに華やか。色々な香りがするので形容しずらいのがピノ・ノワールの特徴でもあります
ラズベリー、チェリー、革(革のお財布のような香り)代々木公園の杉並木の香りなど感じられます。

口当たりは繊細かつエレガント。心地よい酸味が豊かで芯のしっかりとした奥深い味わいを楽しめます。

ある生産者は「ピノ・ノワールとは何か」との問いに「芳醇な香りや美しい質感この存在を知ってしまったらピノノワールの存在しない世界に戻ることはできない」と答えたほどです。

シラー

オーストラリアシラーズと呼ばれやはり主要品種として欠かせない存在です。近年スーパーマーケットでも良く見かけます。
シラー味

ワインの色は濃い紫色。
香りはフルーティ&スパイシーでチェリーやコショウなどの要素を含んだ個性に富んものです。

味わいは力強く重厚でアルコール分も強く飲みごたえたっぷりです。

メルロー

フランスのボルドー地区で最大の栽培面積を誇っている品種です
メルロー味

ワインの色合いは深みのある美しい赤紫色。

香りはふくよかでブラックベリー、ダークチェリープラムなどの熟した果実味が豊かです。さらにチョコレートやほのかに土っぽい香りなども感じられます。

ボルドーの主要品種の中で渋みおよび酸味は比較的穏やか、しばしはビロードのようだと表現されるように口当たりは滑らかで厚みがあり芳醇な味わいが魅力的です

ガメイ

ボジョレーヌーボーに使われる品種です。
ガメイ味

ワインの色合いは紫がかった鮮やかな赤色。

香りはフルーティで特にいちごやチェリーラズベリーなど赤い果実の様子が強く感じられます。

酸味は少なくフレッシュな酸味が豊かです。

サンジョヴェーゼ

「キャンティ」でおなじみのイタリアで最大の生産量を誇る品種です。
サンジョベーゼ味

重厚なものから軽快なものまで産地によって様々、色合いもルビーいるから黒みがかった濃い赤色まで多彩です。

優れたワインはプラムのように爽やかな香りを放ちフルーティー。

味わいはドライで深みあるものとなります

ネッビオーロ

イタリアピエモンテ州を中心に栽培されるイタリアの赤ワイン用の最優良品種です
ネッビオーロ味

古くから名高いバローロやバルバレスコを産むのがこの品種です。

ワインの色合いは黒に近いほど深く濃い赤色。

香りは華やか、新鮮な果実の香りやジャムのように熟した果実の香りバラなどの強い花の香り、動物的な香りも感じられます。

味わいはしっかりと力強く酸味と渋みが非常に豊富なのが特徴です。十分な熟成を経た時の味わいと香りはまさしく絶品です。

テンプラニーリョ

スペインを代表する品種
テンプラニーリョ味
ポルトガルでも主要品種の一つであり最近はオーストラリアアルゼンチンでも作られています。

色合いは赤みのある赤褐色。

香りはブラックチェリーやラズベリーなどの果実、ジャムのような甘い香り。熟成するとバラなどの花の香りも現れてきます。

心地よい酸味と渋みがあり、口当たりはまろやか豊かな味わいとしっかりした骨格を備えたワインとなります。

ジンファンデル

アメリカの専売特許的存在だった品種最近南イタリアのプリミティーヴォと同じ品種だと判明しました。
ジンファンデル味

色合いは黒みがかった濃い赤色。

香りはブラックベリーラズベリーチェリーといった果実の要素がたっぷりです。

味わいはまろやかで肉付きがよく力強さと芳醇さを併せ持つものとなります。初めてワインを飲む人でもこの品種のワインは美味しいと感じるものが多いです。



 

主要白ワイン品種の解説

シャルドネ

世界中のワイン産地で栽培されている辛口白ワイン用として最も重要な品種です
シャルドネ味

香りの軸となるのはリンゴ、かんきつ類、トロピカルフルーツなど。

味わいは基本的に厚みのある飲み応えを感じるタイプです。本質的に強い個性を持たないのがシャルドネの大きな特徴です。

醸造や熟成の方法によって様々な味と香りができワインのスタイルは非常に多彩です。

ソーヴィニョン・ブラン

フランスのボルドーやロワール地方の辛口白ワインになくてはならない重要品種です。
ボルドーではセミヨンという品種とブレンドされることが多くロワール地方では100%ソービニョンブランを使ったワインが多いです。

SB味の4象限
フレッシュなソービニョンブランだと青い草を連想するハーブ香が目立ち、完熟したソーヴィニョンブランを使ったワインだとトロピカル感あふれるフルーツのような香りが強くなりバラエティに富んだ品種です。

僕にワインを教えてくれた師匠は「アスパラガスをゆでたときにでる蒸気の香りみたいだよね」と形容していました。

味わいは爽やかで切れが良いのが特徴です。
香りの印象に味も引っ張られるのかと思いきやそんなことは無く、はっきりと感じる酸味のおかげで飽きずに飲み進められます。

リースリング

ドイツを代表する品種で隣接するフランスのアルザス地方やオーストリアでも重要な品種です。
リースリング味
色合いは淡い黄色から黄緑色の間のような色合いです。

香りはストレートに華やかさを感じます。白い花、青りんご、かんきつ類、蜂蜜など様々な要素をギッシリ感じます。

また熟成に伴って「ペトロール香」と呼ばれる灯油のような鉱物系の香りが出てくるのが特徴です。

味わいはクリアな酸味とミネラル感が大きな特徴。辛口から極甘口までどんなタイプでも見事なワインとなります

セミヨン

フランス・ボルドー地方のソーテルヌを始めとする貴腐ワインの産地で広く栽培されています。
セミヨン味

若いうちは透明感のある黄色熟成するに従って黄金色、飴色へと顕著に変化します。

香りは蜂蜜、ドライフルーツの香りが豊かです。

味わいはまろやかなコクに富み特に上質の貴腐ワインの場合濃密な味わいとなります。辛口に仕上げた場合はリンゴや洋梨などの香りがよく現れます。

ゲヴェルツトラミネール

アルザスイタリア北部ドイツ中心に栽培されている品種です。
ゲヴェルツ味
色合いは黄色味を帯びた薄い緑色。

香りは華やかで他の品種と間違いようがないほど個性的です、特にライチ の香りは顕著で他には、桃パイナップルはちみつ柑橘類杏バラの花なども感じます。

口当たりはまろやかで芳醇、かすかな苦味が後味を引き締めています。

ピノグリ

イタリアではピノグリージョの名で広く親しまれます。
ピノグリ味
グリ=灰色の名前通り皮は薄い灰色ですがワインの色合いは淡い黄色です。

香りはあんずやトロピカルフルーツ柑橘類などの印象をよく感じます。

味わいは柔らかな酸味にコクを感じ、特に上級はものは重厚で凝縮感が高くリッチなものとなります。

甲州

日本を代表する品種で近年質が大変大きく向上しています
甲州味
色は薄く無色に近いものが一般的です。ただ製法によっては黄色味が増したり赤みを帯びるを見ることもあります。

香りの印象はみかんや、すだち、ゆずといった和風のかんきつ系、なしや梅干しなどの香りも混ざります。

味わいはさらりと軽やかで優しい酸味とかすかに苦みも感ます。

まとめ

本当に品種を覚えただけでワインの味がわかるようになるかと不安の方もいらっしゃるかと思いますがご安心ください。

僕も最初は全くワインの味がわかりませんでしたが親子という軸をもって飲むようになってからワインの味が分かるようになりました。


僕の妻も全くの初心者ですが品種を意識して飲むことで今ではブラインドでワインの味を当てるようにまでなっています。

スーパーマーケットやデパートでワインを買うときにどの品種が飲みたいか分からなくなってしまったらこの記事を見ながらワインをお選びいただければ今日飲みたいワインの味がなんとなく選べると思います。

ワインを飲む時はなんとなく飲むのではなくて品種を意識して飲むようにしてみてくださいきっと外の世界が広がって毎日が楽しくなってきますよ。

ご覧いただきありがとうございました。



解説者PROFILE
仙田巧仙田巧(せんだたくみ)
・生年月日:1985年6月20日 ふたご座 丑年
・趣味:読書・料理・ワイン・ゲーム
・資格:フードコーディネーター・日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート(2013年取得)
・好きなワイン変遷:ローヌ⇒南イタリア⇒
ブルゴーニュ
・現在TOKYO WINE PARTYのマネージメント、「ぼくのシャトー」の運営を行う。

 

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