・赤ワインが好きなんだけどたくさんってどれを選べばいいかわからない
・よくカベルネ・ソーヴィニョンって目にするけどどんなのことなのかわからない
こういった疑問に答えます。
(以後カベルネ・ソーヴィニョンを「カベルネ」と略す箇所もあります)
本記事の内容
◆赤ワインといったらまず
カベルネを抑えよう
今回ご紹介する品種はカベルネ・ソーヴィニョンです
前回の記事でワインは品種をつかめばOKという話をしました。「品種ってどういうこと?」という方はそちらをご覧ください。
カベルネは世界各地で作られている赤ワインの王様
「赤ワインをもっと知りたい!分かるようになりたい」という方はまず初めにはカベルネをオススメしています。
カベルネ・ソーヴィニョンをまず勧める理由①
カベルネ・ソーヴィニョンは世界中で作られている人気ナンバーワン赤ワインで知識が使いやすく覚えやすいという点がまず挙げらます。
実際どれくらいカベルネが人気かというと、こちらをご覧ください
あるワイン会社さんの発注検索結果をスクショしたものです。
【358件】これは「カベルネ・ソーヴィニョン」を検索してヒットした数です。
次に近年非常に人気の高い、スパーシーさが特徴的な「シラー」を見てみましょう
カベルネ・ソーヴィニョンにたいして【123件】
カベルネの点数の方がやたら多いですよね。
それだけ多くの生産者がカベルネを使って赤ワインを作っています。
ですので割と色々なところで飲めたり近所のスーパーマーケットやコンビニでもカベルネ・ソーヴィニョンを使ったワインは手に入ります
カベルネ・ソーヴィニョンをまず勧める理由②
どの教本や参考書を開いても品種紹介の一番最初に掲載されていたり、味わいに関しても皆さんが想像する「ザ・定番の赤ワイン」の味わいなので入門編として自分が何を飲んでいるかがわかりやすいです。
「まあカベルネが赤ワインの代表選手だということは何となくわかった。だけどこれだけだと
まだ味わいとかどういうワインが作られているのか分からないよ!」
という方が多いと思いますのでさらに深堀して分かりやすく解説していきます。
◆カベルネが分かるようになる
ポイント解説
簡単で役に立つ知識編
フランスのボルドー地方を代表する品種です 。
[su_quote]引用:Gooleマップ[/su_quote]ボルドーではメルローなどとブレンドされるのが一般的ですが、他の地域ではブレンドせずに単一品種(一つの品種のみ使っている場合こう言う)で使われることの方が多いです。
カベルネ・ソーヴィニョンの味わい傾向
ワインの色合いは濃い赤紫色。味わいはきめ細かい渋味に富み、重厚かつ雄大です。
香りはブルーベリーやブラックベリー、カシスといった果実の香りがよく感じられるほか、ハーブやミントの青っぽい香りが表われることもしばしば。
(僕はピーマンっぽい香りがしたらすぐにカベルネかな?と勘繰ります)
長い熟成に耐えるのも特徴で、とくにボルドーの上級ワインは何十年もの熟成を経て、他に比類のない芳香と複雑な味わいを開花させます。
昔ワインショップで働いていた時シャトーマルゴーという超高級ワインを周年記念祭で飲みましたがバラ畑にいるかのような香りの強さでした。
(ちなみに記念に1杯1000円と打ちだしたらすぐに売り切れました)
ボルドー以外でも近年ではアメリカのカリフォルニアやオーストラリアなど世界各地ですぐれた品質のワインを生んでいます。
アメリアやチリなど(新世界と呼ばれます)のものは、よりパワフルで果実味豊かな反面、青っぽいニュアンスが強まるものもみられます
まとめ
赤ワインをこれから飲んでいきたい!という方はまずカベルネから飲んでみてください。
前回「品種」を意識して飲むことが重要とお伝えしました。意識するのと同時に、私生活に落とし込んでしまえばもっと意識できるようになります。
例えば
レストランで注文する時「このカベルネ下さい」と注文してみたり
ショップでワインを買うとき「この季節に丁度いいカベルネありますか?」と聞いてみてください
すぐに品種の違いに気づくようになれるはずです。
それでは次回は白ワイン代表シャルドネを解説していきます。
ご覧いただきありがとうございました。
解説者PROFILE
仙田巧(せんだたくみ)
・生年月日:1985年6月20日 ふたご座 丑年
・趣味:読書・料理・ワイン・ゲーム
・資格:フードコーディネーター・日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート(2013年取得)
・好きなワイン変遷:ローヌ⇒南イタリア⇒
ブルゴーニュ
・現在TOKYO WINE PARTYのマネージメント、「ぼくのシャトー」の運営を行う。
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