生産者紹介



キアンティ クラッシコ地区にそびえるブローリオの城を拠点に800年以上に及ぶ歴史を持つリカーゾリ家。
現在のキアンティ ワインのブレンドの基礎は歴代の当主のひとり、“鉄の男爵”と呼ばれイタリア共和国の首相も務めたベッティーノ リカーゾリ男爵です。

現当主のフランチェスコ リカーゾリ男爵は元々写真家で「ワイン造りはアートのひとつの形態であり、写真家としてのキャリアは私たちのワインのヴィジョンをつくるのに役立っています」「持続可能性とは環境、人間、経済を尊重する心のあり方です。私たちはこの地を自分たちが見つけたときよりもよい状態で残したいと思っていますし、次の世代も同じようにしなければなりません」と語っています。

化学的な除草剤や殺虫剤を使わず、厳しい施肥や寄生虫駆除のシステムを選択し自然にやさしい農業を実践。所有する1200ヘクタールの敷地の70%は森林や地中海性低木で覆われており、様々な動物や植物が生息する生物多様性の宝庫です。トスカーナを代表する名家だからこそ、この土地を愛し、守り、未来へとつないで行く豊かさの意味を知っているのです。



ヴェネト州ヴェローナ市の東に位置するソアーヴェは同名の白ワインの生産で世界的に有名な町。
町の北東部分にソアーヴェ クラッシコ地区が広がっており、その中心部にピエロパン家が所有地を持ったのはイタリア国家統一の前年、1860年のことでした。

2018年に急逝したレオニルド ピエロパン氏の祖々父にあたるレオニルド シニアがこの地に本格的にワイナリーを設立し、またデザートワインとして高い評価を得ている“レチョート ディ ソアーヴェ”を造り出しました。
レオニルドの天才的といえる醸造技術と数々の優れたアイデアをもってピエロパン社のワインは世界中で高い評価を得ました。レオニルド亡きあとは息子のアンドレアとダリオが受け継ぎ、今日ではピエロパン社のワインはイタリアはもとより世界中でその名が知られています。



1980年代初頭、エンツォ マニカルディはエミリア ロマーニャ州、カステルヴェトロの丘陵地帯に心を奪われ、自らが栽培する果実を通してこの素晴らしいテロワールを味わってみたいと思いました。
農民の古くから受け継いだ知識と現代的直感が組み合わさり、大きな夢と希望に満ちたプロジェクトが生まれたのでした。

エンツォは一見すると千もの色合いの異なる緑色で描かれているように見える、生物多様性に富んだ地域を選びました。ここで人々は自然に対する敬意を持ち賢明に取り組んできた結果、自然と調和した魔法のような風景を造形することができたのです。
彼の経験と直感のお陰で理想の土地、南向きの丘の斜面にブドウは畑が広がる、やや粘土質の中堅土壌、昼夜の寒暖差と常に風の通る素晴らしい気候条件を選ぶことができました。
エンツォはこの土地の全てを自分の製品に詰め込みたい、そうするためには自分の経験や伝統だけではなく、新しいテクノロジーの優れた部分も参考にする必要があることを知っており、それを実行しました。

彼のブドウ畑ではエミリア州の伝統の心であり魂であるランブルスコグラスパロッサとピニョレットという 2種類の地品種が栽培されています。マニカルディはそれらの品種の官能的特徴を失うことなく、フリッツァンテ(微発泡)のワインに仕立てます。
レビューを投稿するには、会員登録が必要です。
レビューを書く